【Vista/XP】RAMディスクで仮想OSも高速化できる

RAMディスクは電源を落とすとデータが消えてしまうため、重要なデータを扱う場合は、電源を切る前にデータをHDDに待避させ、電源を入れたらまたRAMディスクにデータを戻す、という面倒な作業が必要になる。「RAMDiskRestore」を使えば、RAMディスクに置いたファイルが自動的にバックアップされるようになるぞ。

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特に力を発揮するのが、RAMディスク内で仮想マシンを利用する場合だ。OSのイメージをRAMディスクに置けば、これまで重いのが当たり前だった仮想マシンをサクサク動かせるようになるのだ。VirtualPCでバックアップが必要なのはイメージファイルだけなので、RAMDiskRestoreで完全に自動化が可能。快適なOS内OSの環境を作れるのだ。

■仮想OSをRAMディスクにインストール

VirtualPC


VirtualPCをインストールして起動。「バーチャルマシンの作成」をクリック


デフォルトのままだとメモリの容量が128Mバイトしかない。512Mバイト以上にまで増量しよう


仮想マシンが作成できたら「完了」ボタンをクリック


「Virtual PC コンソール」を起動して作成した仮想マシンを選択し、「起動」をクリック


起動したら、OSのインストールディスクをドライブに挿入。メニューバーで「CD」→「物理ドライブを使用」をクリックし、仮想マシンを再起動。インストールを行おう


マイドキュメントに仮想OSの本体であるVHDファイルがあるので、RAMディスクに移動。実行すると仮想OSが起動するぞ

■RAMディスクの内容を自動バックアップ

RAMDiskReStore


RAMDiskRestoreをインストール。「対象RAMDiskのドライブ」でRAMディスクを指定。「RAMDisk退避先フォルダ」を指定すると、そこにRAMディスク内のデータがバックアップされる


RAMディスク内にあるイメージファイルを指定して「Add」をクリックすると「保持するフォルダ」に登録される


「設定」をクリックしてRAMDiskRestoreをスタートアップに登録しよう。これでOSの起動時に自動的にバックアップしたデータがRAMディスクに書き戻されるようになる

■RAMディスクの活用方法は仮想OSのほかにもある。

RAMディスクの領域にゲームを導入して読み込み時間の少ない快適なプレイを楽しんだり、時間のかかるリッピングやエンコードなどの処理を行うといった活用方法もあるぞ。

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2009年05月01日 17時00分
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